意思伝達装置
「声を出すことができない、字を書くことが難しい」といった重度の障害をお持ちの方が、額の動きやまばたきといった身体のわずかな動きでスイッチを操作し、文字を書き綴ったり、伝えたい言葉を選択する方法で、他者とのコミュニケーションを可能にする福祉機器のことです。パソコンを活用した機種や、携帯しやすいコンパクトな機種など、さまざまなタイプがあり、2種類の製品群(名称)に大別されています。
意思伝達装置は、何を使って操作するの?
一般的に、意思伝達装置の操作では、パソコンのキーボードやマウスを使うことなく操作していきます。では、何を使って操作していくのかをご紹介したいと思います。意思伝達装置は、様々な特性を持った「スイッチ」を反応させて操作していきます。意思伝達装置は、使用される方にとって無理のない入力装置(スイッチ)を用いて操作していく事が出来ます。ここでは、様々なタイプのスイッチの一例をご紹介します。
遠隔制御装置
スイッチやパソコンのアプリケーションで操作する学習型赤外線リモコンで、家電製品を操作することができます。
固定台
入力装置や意思伝達装置本体を本人が操作しやすい位置に固定するための道具です。
透明文字盤
口頭や筆談によるコミュニケーションが取りづらくなった場合、意思疎通を図る手段の一つとして「透明文字盤」を使用する方法があります。電気を使わない方法であるため、災害時や意思伝達装置に不具合が生じた際、大いに役立ちます。